た部(「某社タブレット部」の略)

主に購入したタブレットのコメントやメモを書いていきますよ。

【すごく安い】Bluetoothサウンドレシーバー【使える】

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上の写真はゴチャゴチャでなんだかよく分かりませんね。
199円Bluetoothサウンドレシーバー(ちゃんと使える)です。

さて、前回の一番下の「線がいっぱい刺さったタブレット」の写真を見ていて思い出しました。とてもおススメできるアイテムがあった事を。

まずタブレットは音が悪いです。だから音楽などを聴く際はスピーカーに接続したいです。接続したスピーカーは以下です。

プリンストン アクティブスピーカー 2,400円

これはなかなか素直な良い音です。3.5mmステレオミニプラグでつなぐ昔ながらのタイプなので、同じ価格のBluetoothスピーカーと比べたら格段に良い音です。

が、ここである当たり前のことに気付きました。「こんなにいっぱい線が刺さっていたらサクッと取り外して持ち運ぶのに不便」という、ある意味当たり前の事です。

充電はマグネット化して簡単に外せるようになりました。しかしスピーカーの方はいちいちプラグを外さないといけません。

そこでこれです。
Bluetooth +EDR 4.0 音楽レシーバー 199円

素晴らしい事に、ちゃんとステレオになっているし、普通に線でつながっているのと同様、目立つ音の劣化やノイズはありません。本当にこれで199円でいいのか心配になるくらいです。

使い方は簡単です。
1.本体を電源コンセント上のUSB給電アダプターに差します。
2.そして本体のもう一端にステレオミニプラグを差します。
3.任意のタブレットBluetooth接続します。
あとは普通のBluetoothスピーカーのように扱えます。

重要:
スピーカー同様、どの給電アダプタに差すかが重要です。0.1Aだとノイズが出るかも知れません。普通に考えると0.2Aがいいと思います。また二股の物は他の給電を行うと電圧が変わるので、差込口ひとつの物の方が良いかも知れません。(または高いアダプタを試してみる)

さて、Teclast M89の方はこのようにBluetooth化できたわけですが、hi9 plusの方は、このままではガビガビ音のままです。hi9 plusで動画を垂れ流す事もままあるので、それではしんどいです。

そこでこのCxlongのスピーカーです。(もうアマゾンでは売っていない)

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Ankerやmuziliのスピーカーより、ほんの一回り小さい可愛いスピーカーで値段もやや安めでした。

この手のスピーカーにありがちな話ですがモノラルです。

タブレット側でのイコライザーでの調整は必須ですが、刺さる「さしすせそ」の高音部分を抑制する方向で調整してみると、結構自然な聞こえ方となり、音響の方もそれなりの容量があるのでそれなりにいい感じです。(下にはゴム板を敷き、背後に壁があります。このクラスのスピーカーの場合、それらの環境で結構音響に変化が生じます)

そういうわけで、新たにBluetoothスピーカーを買うのもいいですが、気に入ったアクティブスピーカーがあるなら、このようなお安いレシーバーでBluetooth化してみるのも良いと思います。

【マグネットパワー】USBマグネットケーブル【科学の勝利】

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100均の接写レンズ

まず本題の前に。この写真は100均のスマホ用接写レンズを取り付けて撮りました。クリップ式でスマホを挟むだけの簡単設計。逆に超接写しか撮れないのが難点ですが、スマホ単体では撮れない写真が撮れるのは素晴らしいです。実際に接写してみると肉眼では見えない世界が意外にも鮮明に見えて来て驚かされます。わずか100円ですごく素晴らしい体験のできる、非常にコスパの良いアイテムだと思いました。

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USBマグネットケーブル

さて本題です。スマホタブレットのように毎日何度も付け外しする端子はマグネット式に切り替えると、端子がヘタレる心配もなくなり便利です。その便利さはあちこちで語られていると思うので割愛するとして、ワシはある事に気付いてしまったのでその事を書きます。

3in1 マグネットケーブル 1,800円で3本入り

上記は3本入りでこのお値段です。そしてスマホ等本体側に差し込む端子はTypeC、Micro、iPhoneの用の3種x3セットで合計9つ入っているのが太っ腹であり素晴らしいです。

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余った端子たち。これ以上近づくと強力な磁力でくっついてしまう。

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団子状にくっついた端子たち。

結局何に気付いたのか?

それは「ケーブルが減らせる」という事です。TypeCとMicroの機材が混在していると、最低でも二種類のケーブルが必要です。しかし、このケーブルを使えば機材側に該当する端子を差す事で、全て一本で共用できるのです。すごい!

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キーボード(ガチーン!)

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Vape(ガチーン!)

上の写真はmicroUSBとmicroUSBです。(あれ?)
まあともかく太っ腹にも機材に差す端子が沢山ついているのがありがたいです。また通常の端子と異なり360度回転するので邪魔にケーブルが机の上を這う事もなく、デスク上のケーブルをさっぱり減らす事に成功しました。

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以前の状態。ケーブルが気になって気になってしょうがないです。

USBマグネットケーブルの三本セットはミニマリストっぽい生活にもおススメです。

【android】マウスはいいですね【タブレット】

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さて、図のようにタブレットにキーボードを取り付けるとすごく便利なのですが、ひとつ大きく気になる事があります。それは「指紋」です。

キーボードで文字を打つ→指紋つかない
しかし操作の為、画面にタッチせざるを得ない→指紋ベッタベタ

この指紋を拭く儀式に毎日けっこうな時間を取られてしまう為、何とかならないかと考えた末に気付いたのが「マウスを使う」です。使ってみるとキーボードとの相性がすごくいい感じです。

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マウスでwebブラウジングの図。
実際にやってみると画面に指紋がつかない他、以下二点のメリットが非常に大きかったです。
・ホイールが便利
・文字選択の手間が減る

タブレットの操作で最も長い時間と距離、画面に触れるのが記事類のスクロールだと思います。手ごわい指紋の原因の大半がこれです。だがこれがホイールくるくるで解決です。またこのホイールくるくるには別のメリットもあり、行単位でのスクロールになるので、レスポンスがやや遅いタブレットでもシャキシャキと反応します。

文字選択の方は、通常であれば「画面長押し」→「終端を選択」→「始端を選択」と回りくどい操作になりますが、マウスの場合はガっとドラッグするだけで選択できます。書き物だけでなく、webページでキーワードを選択/コピーする際にも役立ちます。

さて、上の写真のマウスはエレコムの小さいbluetoothマウスです。7.9インチのTeclast M89に合わせて小さいマウスを選んでみたのです。

M-BT17BBBK 1,411円

これは小さくて精巧でミニチュア感があって素晴らしいのですが、長時間使っていて気付きました。「マウスは普通のサイズの方が使いやすい」と。

そこで以下を買いました。

VicTsing Bluetooth マウス 3,099円

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なんだか・・・形がどこかの有名メーカーのやつに相当似ています。が、これは普通に便利でよかったです。

良い点:
・2つのbluetoothタブレットと1つのUSB受信機、合計3つまで切り替え可能。
・左側面のサムホイール(親指ホイール)がandroidに対応している
・「戻る」ボタンがandroidに対応している

サイズ感は下図の通り、普通のマウスと比較しても少々大振りな気はします。

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エレコムのSサイズマウスとの対比。デカい!

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サムホイールはカルーセルなどの左右スクロールに使えます。割とどのアプリでもサポートされています。

画像の拡大/縮小だけは少々面倒で、ダブルクリック→そのままホールドしてマウス上下です。(このマウス限定ではなく一般的なandroidでのマウス操作)ちなみに「進む」ボタンはデフォルトでは使われません。

しかし以下のアプリを使えば、何か割り振れると思います。(類似アプリの中では、これのみbluetoothキーボードやマウスに使えました)

play.google.com

尚、Bluetoothキーボードの中にはタッチパッドが付いている物もありますが、ノートPCでのタッチパッド同様「やはりマウスの方が使いやすい」「ホイールは大切」というところはあると思います。

このマウスひとつで二つのタブレットに使えるため、一方で動画再生、もう一方でweb検索や書き物、という形で、使っていなかったchuwi Hi9Plusも活用するようになりました。

よかったです。

【Teclast M89】タブレットとキーボード【Arteck ipad mini キーボード】

「あ、もうこれでいいわ」と思ったベストな組み合わせ。

文字を打つのに横長のタブレットはやはり微妙にストレスが溜まります。そこで縦横比4:3のTcelast M89を買いました。で、さんざん悩んだ末にArteckのipad mini用のキーボードを買いました。

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下の写真は閉じたところです。M89は金色ですが、そこまであからさまな金色ではないので思ったよりも違和感が少ないです。またキーボードの方は思ったより銀の質感が良く出ていていい感じです。(金も銀も、大体この写真くらいの感じです)

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もうこれで今後数年はこの用途の端末を買い替える必要はないのではないか、そう感じさせる組み合わせです。パタパタ文字を打つのがすごく楽しいです。

製品概要

Teclast M89

antutu9万パワーのミドルハイタブレットです。これだけパワーがあるともはや余計な調整アプリの類は不要です。この端末には致命的に大きく嫌な点がありましたが、この記事ではその対処法も記載します。(重要)

尚、この端末のSOCはMediaTeckです。念の為書きますがPCでいう所のビデオカードが必要なレベルのゲームを遊びたい方はSanpDragon系から選択した方がいいです。

Teclast M89 16,800円

 

Arteck ipad mini キーボード

同種の他社製品と比べてやけに評判が良いですが、確かに総合的にいい感じです。

・キータッチはKKmoonと比較して、ほんの僅かに柔らかい印象です。
 (むしろKKmoonは少々押し圧強めに打つ必要があって指が疲れる)

・こちらの方が他社製品と比較しておそらく後発で、CAPSロックなどのインジ
 ケーターが付いているので便利です。

・質感は他の方々のレビューで散見する通り、写真で見るよりいい感じです。
 スペースキーの「ARTECK」の文字も思ったより嫌な感じがしないです。
 (この文字が嫌で買うのを相当ためらっていた)

Arteck ipad mini キーボード 2,499円

塗装

以下は無塗装の状態です。ヒンジが銀色です。この状態でも文字打ちの際には全く気にならないですが、動画を見ている時は銀色が気になって気になってしょうがないです。
そこでやむなくヒンジを塗装する事にしました。

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素の状態。これはこれで実物は案外いい感じではあるが・・・

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お弁当箱のごとくマスキングしてスプレーをぶしゅぅっと噴いたところ

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局部をアップっ!

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ちょっと曲がっていますが大きな破綻なく塗れました。

このキーボードは前回のMiniSuit NewYorkと異なり開けるのが困難です。ヒンジは一体成型された軟質プラ。そして本体のネジはヒンジ側のゴム足の二箇所のみで、全体的にはパチはめしてあるようです。無理やりこじ開けると傷がつきそうなので分解してヒンジだけ塗装するのは早々に諦めました。なので、スプレーした境界が少々曲がったりボケたりするのは止むを得ないかと思います。

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いい感じに塗れました。

ちなみに写真右手でやたら青く光っているのはマグネット式のTypeCコネクタです。この機会に本体はマグネット式の充電プラグを導入、ステレオミニプラグもL字に、キーボードの充電には以前購入してフル結線ではなかった為にキーボードには使えなかったL型アダプターを流用してみました。

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この写真では本体のみL型です。このプラグは結構いい感じです。

マグネットL型充電ケーブル(TypeCの他microUSBとiphone用のthunderなんとかの端子も各一点付属)899円

このマグネット式の充電プラグは、他と比べて接続後は眩しくないのが利点です。むしろ他製品は光り過ぎてすごく動画視聴とかの邪魔になりそうだと思います。

L型変換ステレオミニプラグ 400円
接続後、回してもザリザリとした音がしない、いい感じのコネクターです。

【輝度ムラ】Teclast M89の致命的な問題点

さて最後にM89の致命的な問題点の話です。

本機の場合、横画面では画面右端、縦画面では下端にバックライトが並んでいるようですが、今までに見た事がないほどバックライト部分の眩しさが目立ちます。安いタブレットであれ、高いタブレットであれ、これまでのタブレットの画面の明るさはみな均質で、ここまで明らかにバックライト部分の輝度差が出ている物は見た事がないです。

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輝度ムラ補正用の画像。これくらいしないと均質にならない明らかな差が出ている。

どうやら8インチのような小さな画面で解像度を高くすると個々の画素の開口部が非常に小さくなり画面が暗くなる傾向にあり、それを無理やり明るくしようとした結果なのかな、とも思いますが、それにしてもこれはマズイ。動画ではさほど気になりませんが、白地に黒文字でテキスト入力する際に、この明るい(というか眩しい)箇所に目が行ってかなり気が散ります。地を暗くして文字を白くしても同様です。やはり右端の明るさが気になってしょうがないレベルです。

一台目は返品しました。では二台目は?一台目よりはマシでしたが、恐れていた通り、これも気になるレベルの輝度ムラがありました。ネットではほとんどこの情報が出ていませんが、動画をよく見ると人によっては同様のムラが出ているようです。さすがに当たりが出るまで何度も何度も返品を繰り返す度胸はありません。(セラーはアマゾンの倉庫に置いてある商品を発送するだけなので、中身を確認して発送する事が出来ない。よって当たりハズレは運任せになる)

となれば泣き寝入りでしょうか?

いや、そうはいかない。ワシの快適なタブレットライフのために、そしてセフィロスの大地の為にもッッ!!!結局アプリの力で補正する事にしました。
Screen Overlaysというアプリです。

play.google.com

このアプリはphotoshopのようなレイヤーのあるソフトを使った経験のある人でないと意味不明に見えるかも知れませんが、以下のような事をしました。

1.画面右端に薄い黒のグラデのレイヤーを置きました。
2.それをコピーして反対側も僅かに暗くしました。(右から出た光が画面左端に当るので、左端もやや明るくなっている)
3.ついでに本機の最低輝度が12%と高めなので、画面全体に掛かる薄く黒いレイヤーを追加しました。

厳密に言うと、このフィルタのグラデーションは反比例、光の減衰は逆2乗なので、完璧に画面をフラットに補正する事はできません。よく見るとほんの僅かにグラデーション変化が出てしまいます。

とはいえ、結果として「今までの悩みは何だったのだろう」と思うくらいにフラットな感じになりました。

もしハズレを引いてしまった方は、よほど酷くない限り、このアプリで補正すると良いと思います。

余談
ネット上でも同様の話を見かけましたが、貼ってあるフィルタには二台とも一か所の気泡やほんの僅かな埃が入っていました。中国製の他のタブレットは皆完璧に貼れていることが多かったので、少々新鮮な驚きを感じました。輝度ムラのバラツキといい、台湾と中国(深圳)の微妙な国民性の差みたいなものを感じました。

文字書きアプリ

多数のノートやライターアプリを使った結果、今回は以下を使う事に決めました。

play.google.com

細かくは書かないですが、とにかくいい感じです。
もしマークダウン主体なら、別のアプリがいいという人もいるかも知れません。例えばWriter Plusは地の色が少々暗いのが難点ですが、操作性の素直なアプリでした。これからいい感じに機能が追加されていくかも知れません。

ちなみに普段のメモにはDiaroを使っています。これも不足はありますが、普段写真を撮って覚え書きを整理して残すには悪くないアプリです。

play.google.com

総評

・Antutu9万パワーは素晴らしい。
 本体がまともな性能なら余計なアプリを入れる必要もなくなると実感。
台湾製品はちょっと品質にアバウトな点があるのかな、とか思いました。
・Screen Overlaysが無かったら即死だった。

危険な問題もありましたが、ともかくハードとソフトが良くなると自然と物書きパワーもアップすると実感しました。すげーパチパチと物書きが捗りました。本体とキーボードで2万弱。このコスパでどこでも持ち運んでパチパチ快適に字が打てるとは、いい時代になったものです。

あと、電池の持ちはファームが更新されて悪くない感じになったと思います。

今回のお品は結構おススメできる組み合わせだと思いました。

 

【Fire HD 8】色々なキーボードをつないでみる【キーボード】

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本題の前に:メモ

1.日/英切り換えについて

よくアマゾンのレビューで困っている人がいるので書きますが、日/英切り換えや候補の出方はアプリによって異なります。(キーボード由来だと勘違いしている方を散見する)ATOKなら左上のキーで切り換えます。英語キーボードの場合、そのキーはチルダ(~)かホームキーと被ることになるので物理キーボードを使う想定なら使いにくいです。GboardやiWnnの場合はshift+スペースです。Gboardは最初設定で戸惑いますが、しっかり設定したら候補選択も直感的にやり易く、物理キーボードを使う想定なら今の所一番使い勝手が良さそうです。

2.その他気付いた事

使うたびにキーボードの電源をonにする運用だと、ちょっとした検索の際にいちいち待たされるのが面倒になり、結局物理キーボードを使わなくなりがちですね。キーボードの電源は常時つけっぱなしにして、タブレットのスリープ解除の際にはキー押しで解除するようにすると割と常時すぐにキーボードが使えるようになって便利だと気付きました。

本題:色々なキーボード

Bluetooth01:KKmoon

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KKmoonのキーボードと二重ヒンジタブレットスタンド(とドイトで買った2cm厚のゴム板)

これがいまの私の環境です。仕事しつつFire HD 8で音楽や動画を流す。そして趣味の文字打ちはKKmoonのキーボード+Fire HD 8です。
この構成の便利な点は下図のように・・・

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キーボードをどかすとPC用タブレットがすぐに使える。楽。

PCで仕事中にペンタブが必要になったらすぐアクセスできるので便利です。
が、このセットを携帯しようと思ったらキーボード、Fire HD 8、タブレットスタンドの三つを持ち歩く必要があり、出先でもまずスタンドを設置してタブレットを置いて角度調整、そしてキーボード配置と手間が掛かります。

KKmoon59キー 1699円

Nulaxyスマホスタンド 約1125円

そこで下図のようにMiniSuit NewYork(Bookey Proと同等品)を導入してみました。

Bluetooth02:MiniSuit NewYork

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MiniSuit NewYork(ヒンジとパームレスト部分を艶消し黒に塗装)


元の製品はヒンジが銀色&キーボードの赤い面が広くて悪目立ちしていたのでラッカー系のスプレーで艶消し黒に塗りました。 またipad miniは厚みが7.4mmに対してFire HD 8は9.7mmとかなり厚みに差があるので、ヒンジ部分のネジを一度緩めてタブレットを差してから締め直す必要があります。

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パームレスト部を黒く塗った事で閉じた時の収まりも良くなった。

 MiniSuit NewYork 2350円

注意:Arteckから似たような品が出ています。そちらの方がやや世代が新しくキーボード部分の評判が良いですが、そちらはヒンジ部分が軟質プラスチックの一体成型で「ネジを緩める」事が出来ませんので、買うならMiniSuit NewYorkかBookey Proを選びます。

これはすごくいい感じです。非常に持ち歩き易い感じです。

が、Bluetoothキーボードは入力開始前にいちいち接続で待たされるのが少々気になりますし、そこは有線キーボードには遠く及ばない所だとは思います。有線キーボードは最強です。とはいえタブレットに有線キーボードをつなぐと唯一のmicroUSBポートを奪われてしまい、充電できなくなるという難点があります。

そこで以下のようにしてみました。

例の激安有線キーボード付きケース

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伝統の安いキーボード付きケース+ややこしい配線

配線は下図のようになっています。

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配線図解

一見ややこしいですが、充電ケーブル一本を外すだけで持ち運べるので、取り回しは悪くない感じです。またタブレットにL型変換アダプタを付けた事で、デフォルトでは不格好なストレート端子の出っ張りが解消できたのは精神衛生上いい感じです。

ちなみにケーブルやアダプタの類は注意が必要です。見た目が同じ二股でも配線や内部回路が違ったり、同じL字型アダプタでも充電のみ対応の物とフル結線のものがあり、キーボードとタブレットをつなぐのはフル結線の方でないとキーが反応しないです。

今回の組み合わせで5V2.4Aの充電アダプタにつないだ場合、おそらくタブレットに0.5~1Aの給電が出来ているようです。タブレットには充電マークが出ていませんが、動画等を見ていても電池が減らないです。

以下に今回買ったパーツを挙げます。この組み合わせはひとまず成功でした。

変換名人L字左向きアダプタ USBMC-LLF 307円(重要)

RTXLEADマイクロUSBスプリッタケーブルOTG(以下略)999円(重要)

Sherry microUSB→USB変換アダプタ 229円(おそらくそこまでデリケートでない)

これは普段使いのレスポンスという観点では、かなりいい感じですが、ひとつ問題があります。この安いキーボードケースは右半分が盛り上がっているし、打鍵感がふかふかしています。打鍵感がふかふかしているのはキーのせいではなく、台紙部分がふかふかしてたわんでいるのが問題だと思います。

そこで「ぼくの考えたさいきょうの組み合わせ」が以下です。

USBキーボード+マウス

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無線キーボード+マウス

こちらはBluetoothと異なり、有線と同じ使い勝手です。マウスやキーボードの電池はかなり長持ちするので、日頃気に掛ける必要もありません。エクセル等の操作もマウスがあるのでやり易そうな印象。

が、邪魔。これならパソコンで良さそうな気がします。

まとめ

KKmoonくらいのキーボード品質の有線キーボード付きカバーがあったらいいなあ、と思います。あと、そもそもの問題としてガチの長文を打つつもりなら、やはり横長ディスプレイは少々ストレスになります。ここまで書いておいて恐縮ですが、Teclast M89+Artek辺りが文字打ちには一番使い勝手が良さそうな気がします。後日入手したらレポートします。

とはいえ、セール時には手軽に入手できるFire HD 8はレスポンスもなかなかよく、MiniSuit NewYorkとの組み合わせは昔のシャープX1(史上初の赤いPC)を彷彿とさせるカッコ良さとか「こんな組み合わせが許されるのか?」という背徳感があって楽しいです。

【Root】Free Young X7【成功】

以下、あまりお勧めできる内容ではありませんがメモとして書いておきます。

最近のkingroot及びkigorootはandroid6までならroot化できるようです。
kingrootの方でサクっと成功しました。

尚、kingroot導入後、superSUと入れ替えるツールは使えませんでした。ツールそのものは機能していますが、入れ替わった後のsuperSUが上手くインストールされていませんでした。もしかしたらツールに同封されているsuperSUを新しいものに交換したら行けたかもしれませんが、そこまで試す気は起きませんでした。

理由は、Free Young X7は現状で既にベストな感じでありこれ以上ゴニョゴニョ弄っても仕方なさそうな気がしたからです。ヘタに弄るよりは開発者オプションからバックグラウンドプロセスを絞った方がレスポンスへの寄与は大きいのではないかと見ております。

ちなみにroot化によって分かった事は以下です。

  • titanium backupは普通に使えるっぽいです。これは個人的にroot化で一番うれしい事です。気になるツールはアンインストールせずひとまず無効化しておく事ができます。
  • Greenifyはroot化すると、スクリーンoff時の凍結がスムーズになります。これも精神衛生上いい感じです。スクリーン点灯時のアプリ凍結も各アプリの情報画面がチラ見えする事なくスムーズになりました。
  • SD Maidは、古いandroidなら「データベースの整理」と「レシーバーマネージャの操作」(アプリを開始させる引き金や余計な通信をする権限のようなものを止める)が出来たのですが、本機では無理でした。遅いマシンが更に遅くなった場合、この「データベースの整理」を行うと若干読み込みが早くなります。
  • 3CCPU managerで確認したところCPUカーネルは普通にintalactiveでした。この機会にキャッシュを増やしてみるのも良いかと思いましたが、どちらかというとこのアプリを消した方がパフォーマンスに寄与すると思ったので確認後に消しました。

kingrootはなにかと怪しまれがちですね。今回は殊更危険な雰囲気で、PC版のダウンロードページを開いたところgoogoleさんが今まで見た事もないようなマジな調子で「危ないよ」と警告し、更に進んだらgoogleさんがリアルな警告感あふれる赤いページを出して来てすごく怖かったです。仕方ないのでandroid版をダウンロードしたところ、ボタン一発でサクッとroot化できました。(kingo rootの方は不要なアプリをたくさん入れられがちなので、更にお勧めしがたいです)

そんなkingrootですが、とりあえず権限を剥奪したり通知を停止して、しばらく入れておこうかと思っています。kingrootには自動起動するアプリを止められるという親切な点もあります。(ただ、ここまで本機の使用感は悪くなく、電池の消耗も緩やかなのであまり必然性を感じないし、そもそもandroid6で自動起動を止める事がそんなにパフォーマンスに寄与するかというとよく分からないというのが正直なところです)

どちらかというとroot権限を取得して色々弄ってみたいのはHi9 Plusの方です。しかしこのHi9 Plusも文字化けしていないROMになってから妙にスリープ時の電池の減りが緩やかになり、まるで普通の今時のandroid端末のようです。(従来はガイジンさん達があちこちで電池減る減る言ってました)

折角なので最後に、このROMのバージョンを記載しておきます。
o00623 release-keys_20190326-2016
以前は復帰時のホーム画面のスクロールもガッタガタで、非常に絶望感がありましたが、今はいい意味で普通です。・・・・う~ん、もう少し使ってゆきたいです。

【ROOT CHUWI Hi9 Plus】文鎮づくりの名手【回復】

先日「タブレットの高速化を検証するのは時間の無駄」と書きましたが、ひょっとしてsEFixを入れたらレスポンスが速くなるのではないか、と思いHi9 Plusのrootを取得しようと試みました。

以下、あまり役に立つ情報ではないかも知れませんが、日本語の記事が少ない事もあり、概略をまとめておきます。なお今回はリンクを貼りません。下記の通りリスクが大きくあまりおススメできないからです。

公式Root ROM

公式でRoot ROMが出ています。最初にこれを試しました。
Hi9 PlusにROMを焼くにはSP Flash Toolを使います。SP Flash ToolはMediaTekのSOCを搭載したマシンなら割と汎用的に使えるROM焼きツールです。

覚え書きとして簡単に手順を書きます。

  1. PCにVCOMドライバやツールを入れる。(端末をつないでPCとの接続を確認)
  2. 焼きたいROMをPCにダウンロードする。
  3. 端末の方は開発者オプションからOEMロック解除とUSBデバッグをonにする。
  4. PC上のSP Flash Toolで焼きたいROMを指定して「ダウンロード」(焼き込み)ボタンを押す。(この時点では端末をつながないで先にボタンを押しておく)
  5. 電源をoffにした端末をつなぐ。(電源はoff。重要)

上記の「1」ドライバのインストールとROMの取得が一番面倒です。ここで使うドライバは「MTK+Android+Driver+All-in-One」を探してきてダブルクリックで大丈夫っぽいですが、他にも色々やったので定かではないです。ともかく一度PCと端末が正しくつながれば後は簡単です。

結果

公式のRoot ROMは些か古くペンの筆圧が無くなりました。
反面、webのスクロールは比較的レスポンスがいいです。早速sEFixを導入してみました。思った通り乱数資源が少なかったですが、増やしたからといってフリックのレスポンスが明らかに良くなったという印象はありませんでした。やはり古いandroidでないと効果は無いのかも知れません。
残念ながらこのROMから最新のROMにOTA更新はされなかった、すなわちペンが使えないので、早々に元に戻す事にしました。しかし今振り返るとRoot権限を取得した状態の間にCPUの設定を見ておけばよかったです。 

最初の文鎮制作

上記の通り公式Rootではペンが使えない為、早々に通常のROMに戻そうと考えました。
初回にゲットしたROMは「Latest(最新)」と銘打たれているものの実際は些か古かったようでペンが使えずOTA更新もされませんでした。その後散々探して新しそうなROMを入手したので、そちらを焼いてみようとしました。

ここで注意事項です。
推奨オプションで焼いた場合、データや設定はすべて消えます。
開発者オプションから再度OEMロック解除やUSBデバッグをセットする必要があるようです。またPCに接続する際、ScreenDimなどの画面の上に描画する権限を要求するアプリが有効だとUSBデバッグで上手く接続できないようです。

そして私は文鎮を作りました。
二度目のROM焼きで上記の手順に漏れがありました。その為Sp Flash Toolを「焼き込み」状態にしたPCと接続したところ「焼き込み」が開始されず「ち、しょうがないな」と焼き込みを中断して端末を外しました。通常であれば焼き込みを中断したSp Flash Toolはすぐに動作を終了するのですが、今回は動作終了しません。この時点で端末をPCにつなぎ直せば、あるいは助かったのかも知れません。しかし賢い私はSp Flash Toolをタスクマネージャーから強制的に終了させてしまいました。

中途半端な状態で中断されたHi9 Plusは見事に文鎮になりました。音量マイナス+電源ボタン、その他の技も効き目がなく、PCにつないでも「ぱんぽろりん?(迫真)」という接続音も鳴りません。確か当時(妻には内緒で)3.7万出して購入した端末が只の黒い板、何かの重しとしてしか使い道のない只の板に変った心の痛み、そして後ろめたさを分かって頂けますでしょうか。

おそらく完全に電源が切れれば正しいROMを焼き直す事ができます。しかしおそらく見た目は画面が黒いですが、真の電源offではない不思議な状態で固まっているような状態だったと推測します。

回復

それからしばらく、心の中ではお葬式状態でした。回復したからといってHi9 Plusはミドルローと大差ない微妙な性能であり「やった、うれしい!」とはなりませんが、とはいえ自分のミスで使えたものが使えなくなったというのはショックが大きいです。

2日ほど放置した後、諦めきれずにPCと接続したところ、なんと暁光が見えました。黒い画面に電池のマークが表示されたのです。すなわち「充電しますよ」のマークです。これは、裏を返せば完全に電源が切れている事を示しています。尚電池の残量は1%でした。

「イケる!」そう判断した私はある程度充電した後にROM焼きを試してみました。結果、ずんずんデータが端末に注入されていくではありませんか!

こうして電池切れのお陰で完全に電源が切れた端末に無事新しいROMを焼き込む事ができました。

二度目の文鎮制作

新しいROMは具合が良かったです。更にOTA更新も来ました。
以前記事に書いた、 手を入れる前の素のROMは、更新したらペンが使えるようになったというメリットはありましたが、例えば「電池」の項目が「ユーザー」になったり、「ネットワーク」が「%1%」のような謎の表記になるなど非常に胡散臭い点もありました。また電池の消費も相変わらず早めでした。

新しいROMの方はそうした問題もなく、総じて諸々改善されているようです。webページのフリックの際のレスポンスやスクロールの滑らかさも「ミドルローよりはちょっと上かな?」くらいに改善されているように見えます。

言うまでもなく、ここでやめておけばよかったのです。
しかしやはりRootを取得したい私は別のネタを仕入れました。

「現在主流のRoot取得法はTWRPを導入してMagisk(またはSuperSU)をインストールする事である」

先程はSP Flash Toolを使いROM丸ごと入れ替えました。比較的簡単です。
今回はADB(アンドロイド・デバッグ・ブリッジ)を介して、リカバリー部分をTWRPと入れ替えるという作業になります。

リカバリーはOSとBIOSを仲介するようなポジションのソフトウェアであり、標準の物からTWRPに入れ替えると、現在のROMのバックアップを取ったり、不具合があった時に書き戻したりできる便利なもののようです。これを導入したら、普通は書き換えできない領域を書き換えできるようになり、SuperSu等を容易に導入できる、というわけです。

難点

ADBを介してPCと端末をつなぐには「署名なしのドライバ」をPCにインストールできるようにPCのBIOSのセキュリティを一時切る必要があるようです。結構面倒だし覚悟が必要です。

結果

無事にPCと端末を接続してTWRPを焼く事ができました。
しかしその直後に問題が発生しました。
端末を起動するとロゴ画面に小さい文字で「orange state このブートローダーはちょっと信用できないですね。まあ仕方ないから5秒後に起動しますわ」とのメッセージが出ます。そこまではまあいいです。しかしその後いくら待っても起動が開始されないようになったのが問題です。

結局ROMにおける「最新(最新とは限らない)」と同様TWRPも「Hi9 Plus用(そのROMバージョンに適応しているとは言っていない)」があるようで、外人さん達も「オレンジステート、オレンジステートォ」と言っていました。(オレンジステートそのものは問題なく、その後に起動しないのが問題)

そして例によって電源が入っているのかいないのか分からない状態の黒画面です。電源ボタンを12~16秒ほど押し続けると黒画面から起動画面に遷移しますが、いつのタイミングで電源が切れているのか判然としません。タイミング次第で電源が切れる→再起動開始(黒画面)となるので、割ともうどうしようもないです。PCに接続しても「ぱんぽろりん?(迫真)」とか鳴りません。

つまりHi9 PlusのRoot取得で、何が問題かというと、適切なバージョンのROMなりTWRPなりを入手するのが少々難しく間違うと手に負えなくなる可能性が多分にあるという事です。もう少し時間が経過して練れてくるとそうした情報も安定するのでしょうが、現状は上記のように本体のROMが混乱した状態なので、適切な情報(適切なTWRP)を入手するのが少々難しく危険な賭けになってしまうようです。

回復

当然「また電池が切れるまで待たないといけないのか」と思いました。が、ついつい諦め悪くPCに接続してみたところ、起動直前と直後の刹那なら、何故かPCと接続できることが判明。

早速SP Flash ToolでゼロからROMを焼く事にしました。今回は推奨されているdownloadではなく「パーテーションから全部フォーマットして焼き込み」を選びました。

初回は途中でコケましたが、ともかく焼き始める事ができました。そして途中でコケたので「中断」して(この時点で、おそらくリカバリーは標準の物に戻っているのでもはやTWRP由来の障害は排除されたと推察)、再度焼き込んでみたら、次は最後まで無事に焼き込めました。

SP Flash Toolは端末の電源がoffでないと使えないわけですが、タイミングよく(肉眼では判別しようのない)刹那のoffのタイミングを捉えて焼き始めてくれたので、すんでのところで助かった、というわけです。

まとめ

・現状のHi9 Plus用のTWRP事情は少々危険な印象。
・適切なバージョンをゲットできたかどうかは焼いてみるまでは分からない。
・だがしかし結果としてROMの文字化け等が解消されたのでそれは良かった。

最近のタブレットはOSもハードも良い感じになってきたので、リスクを冒してまでもRootを取得するメリットは薄いとは思います。しかしTitanium Backupが使えるようになる事と、もしかしたら遅さの原因を解消できるかも知れない可能性が開ける事を考えると、可能であればHi9 PlusについてはRoot権限を取得したい所ではあります。

でも当面はやらないようにしたいです(戒め)。