た部(「某社タブレット部」の略)

主に購入したタブレットのコメントやメモを書いていきますよ。

【Teclast M89】タブレットとキーボード【Arteck ipad mini キーボード】

「あ、もうこれでいいわ」と思ったベストな組み合わせ。

文字を打つのに横長のタブレットはやはり微妙にストレスが溜まります。そこで縦横比4:3のTcelast M89を買いました。で、さんざん悩んだ末にArteckのipad mini用のキーボードを買いました。

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下の写真は閉じたところです。M89は金色ですが、そこまであからさまな金色ではないので思ったよりも違和感が少ないです。またキーボードの方は思ったより銀の質感が良く出ていていい感じです。(金も銀も、大体この写真くらいの感じです)

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もうこれで今後数年はこの用途の端末を買い替える必要はないのではないか、そう感じさせる組み合わせです。パタパタ文字を打つのがすごく楽しいです。

製品概要

Teclast M89

antutu9万パワーのミドルハイタブレットです。これだけパワーがあるともはや余計な調整アプリの類は不要です。この端末には致命的に大きく嫌な点がありましたが、この記事ではその対処法も記載します。(重要)

尚、この端末のSOCはMediaTeckです。念の為書きますがPCでいう所のビデオカードが必要なレベルのゲームを遊びたい方はSanpDragon系から選択した方がいいです。

Teclast M89 16,800円

 

Arteck ipad mini キーボード

同種の他社製品と比べてやけに評判が良いですが、確かに総合的にいい感じです。

・キータッチはKKmoonと比較して、ほんの僅かに柔らかい印象です。
 (むしろKKmoonは少々押し圧強めに打つ必要があって指が疲れる)

・こちらの方が他社製品と比較しておそらく後発で、CAPSロックなどのインジ
 ケーターが付いているので便利です。

・質感は他の方々のレビューで散見する通り、写真で見るよりいい感じです。
 スペースキーの「ARTECK」の文字も思ったより嫌な感じがしないです。
 (この文字が嫌で買うのを相当ためらっていた)

Arteck ipad mini キーボード 2,499円

塗装

以下は無塗装の状態です。ヒンジが銀色です。この状態でも文字打ちの際には全く気にならないですが、動画を見ている時は銀色が気になって気になってしょうがないです。
そこでやむなくヒンジを塗装する事にしました。

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素の状態。これはこれで実物は案外いい感じではあるが・・・

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お弁当箱のごとくマスキングしてスプレーをぶしゅぅっと噴いたところ

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局部をアップっ!

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ちょっと曲がっていますが大きな破綻なく塗れました。

このキーボードは前回のMiniSuit NewYorkと異なり開けるのが困難です。ヒンジは一体成型された軟質プラ。そして本体のネジはヒンジ側のゴム足の二箇所のみで、全体的にはパチはめしてあるようです。無理やりこじ開けると傷がつきそうなので分解してヒンジだけ塗装するのは早々に諦めました。なので、スプレーした境界が少々曲がったりボケたりするのは止むを得ないかと思います。

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いい感じに塗れました。

ちなみに写真右手でやたら青く光っているのはマグネット式のTypeCコネクタです。この機会に本体はマグネット式の充電プラグを導入、ステレオミニプラグもL字に、キーボードの充電には以前購入してフル結線ではなかった為にキーボードには使えなかったL型アダプターを流用してみました。

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この写真では本体のみL型です。このプラグは結構いい感じです。

マグネットL型充電ケーブル(TypeCの他microUSBとiphone用のthunderなんとかの端子も各一点付属)899円

このマグネット式の充電プラグは、他と比べて接続後は眩しくないのが利点です。むしろ他製品は光り過ぎてすごく動画視聴とかの邪魔になりそうだと思います。

L型変換ステレオミニプラグ 400円
接続後、回してもザリザリとした音がしない、いい感じのコネクターです。

【輝度ムラ】Teclast M89の致命的な問題点

さて最後にM89の致命的な問題点の話です。

本機の場合、横画面では画面右端、縦画面では下端にバックライトが並んでいるようですが、今までに見た事がないほどバックライト部分の眩しさが目立ちます。安いタブレットであれ、高いタブレットであれ、これまでのタブレットの画面の明るさはみな均質で、ここまで明らかにバックライト部分の輝度差が出ている物は見た事がないです。

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輝度ムラ補正用の画像。これくらいしないと均質にならない明らかな差が出ている。

どうやら8インチのような小さな画面で解像度を高くすると個々の画素の開口部が非常に小さくなり画面が暗くなる傾向にあり、それを無理やり明るくしようとした結果なのかな、とも思いますが、それにしてもこれはマズイ。動画ではさほど気になりませんが、白地に黒文字でテキスト入力する際に、この明るい(というか眩しい)箇所に目が行ってかなり気が散ります。地を暗くして文字を白くしても同様です。やはり右端の明るさが気になってしょうがないレベルです。

一台目は返品しました。では二台目は?一台目よりはマシでしたが、恐れていた通り、これも気になるレベルの輝度ムラがありました。ネットではほとんどこの情報が出ていませんが、動画をよく見ると人によっては同様のムラが出ているようです。さすがに当たりが出るまで何度も何度も返品を繰り返す度胸はありません。(セラーはアマゾンの倉庫に置いてある商品を発送するだけなので、中身を確認して発送する事が出来ない。よって当たりハズレは運任せになる)

となれば泣き寝入りでしょうか?

いや、そうはいかない。ワシの快適なタブレットライフのために、そしてセフィロスの大地の為にもッッ!!!結局アプリの力で補正する事にしました。
Screen Overlaysというアプリです。

play.google.com

このアプリはphotoshopのようなレイヤーのあるソフトを使った経験のある人でないと意味不明に見えるかも知れませんが、以下のような事をしました。

1.画面右端に薄い黒のグラデのレイヤーを置きました。
2.それをコピーして反対側も僅かに暗くしました。(右から出た光が画面左端に当るので、左端もやや明るくなっている)
3.ついでに本機の最低輝度が12%と高めなので、画面全体に掛かる薄く黒いレイヤーを追加しました。

厳密に言うと、このフィルタのグラデーションは反比例、光の減衰は逆2乗なので、完璧に画面をフラットに補正する事はできません。よく見るとほんの僅かにグラデーション変化が出てしまいます。

とはいえ、結果として「今までの悩みは何だったのだろう」と思うくらいにフラットな感じになりました。

もしハズレを引いてしまった方は、よほど酷くない限り、このアプリで補正すると良いと思います。

余談
ネット上でも同様の話を見かけましたが、貼ってあるフィルタには二台とも一か所の気泡やほんの僅かな埃が入っていました。中国製の他のタブレットは皆完璧に貼れていることが多かったので、少々新鮮な驚きを感じました。輝度ムラのバラツキといい、台湾と中国(深圳)の微妙な国民性の差みたいなものを感じました。

文字書きアプリ

多数のノートやライターアプリを使った結果、今回は以下を使う事に決めました。

play.google.com

細かくは書かないですが、とにかくいい感じです。
もしマークダウン主体なら、別のアプリがいいという人もいるかも知れません。例えばWriter Plusは地の色が少々暗いのが難点ですが、操作性の素直なアプリでした。これからいい感じに機能が追加されていくかも知れません。

ちなみに普段のメモにはDiaroを使っています。これも不足はありますが、普段写真を撮って覚え書きを整理して残すには悪くないアプリです。

play.google.com

総評

・Antutu9万パワーは素晴らしい。
 本体がまともな性能なら余計なアプリを入れる必要もなくなると実感。
台湾製品はちょっと品質にアバウトな点があるのかな、とか思いました。
・Screen Overlaysが無かったら即死だった。

危険な問題もありましたが、ともかくハードとソフトが良くなると自然と物書きパワーもアップすると実感しました。すげーパチパチと物書きが捗りました。本体とキーボードで2万弱。このコスパでどこでも持ち運んでパチパチ快適に字が打てるとは、いい時代になったものです。

あと、電池の持ちはファームが更新されて悪くない感じになったと思います。

今回のお品は結構おススメできる組み合わせだと思いました。